相談

お店をはじめて数年経ち、躓いてしまったことで相談を受けることがあるんだけど、ほんとにジブンでいいのかって思うのでニコニコしながら超適当に応えてる (嘘)経営ってコレっていう正解っていうのがないと思うな、どうでしょうね。この間も調子にのって話が長過ぎたかもしれない。。
僕の場合は、周りのいろんな声に冷静に聞き入ることが向上したきっかけになった。意見としてああだこうだといろんな人からアドバイスをもらえることも多かったけど、「悪口」からヒントを見出したことがそれからの大きなポイントになった。

だいぶ昔のことだが「お前がやっていることはうちの母親でもできる」と言われたことがあった。直接なぜそう思うのか本人からも全く聞けず、当初はムカついてその言葉を無視することにした。意訳すると「誰でもできるじゃん」ということだと捉えていたし、概ね間違いないだろう。そこまでジブンに関心をもってくれていたことは嬉しいが、これからの人生に一㍉も必要ないなと。

なぜその「お前がやっていることはうちの母親でもできる」と言われたことを未だに覚えているのか？
それは言われてショックだったからではなくて、すてきなヒントを見つけることができたからだ。
ジブンしかできないことをどのくらいやっているか？プロだなって言えることを仕事としてできているか？
　ただただ好きなものチョイスし、並べて、何も考えずに店内でへらへらしてる (今でもへらっとしてるけど)そう見えてるとしたら、少し悔しいから今迄以上に念入りに仕事してみようと考えた。
でどこに念入りにするか？はまずは「仕入れ」だった。皆でもう少し売り上げを伸ばしたいって(今でも..)話していたとき。固定費以外の経費を削減してみるか？電卓を叩いても、なんだかヨシ！ってものを得ることが難しい。
春夏秋冬、売れ筋の商品をピックし、前年よりももっと積んで (仕入れして) 売上げを伸ばすこと。季節商品は売り切るように前年の消化率を確認しながら緻密に計算し売上げを伸ばせた。
面白そうなビジネス書を定期的に読んで、流行しているファッション、生活スタイル、色などなぜそれが人に今指示されているのかをジブンなりに紐を解くのが楽しくなってきていた。そういったことが特に仕入れに比例してくることがあったから。そして店が着実に肉付けを重ねて同時に間違いも重ねながらだけど、いい方向へ歩き出す。

「お前がやっていることはうちの母親でもできる」

そう言われたことをしばらくぶりに思い出したときに、逆にそう言ってくれた彼に感謝......ではなく、ざまあみろっ！だよな。
いい評価を言ってくれるのは人にもよるけど、嬉しいしモチベーションにも多少繋がる。
だけど、愚痴や否定的な意見も大いに参考になるんだなと体感できたいい出来事だったなぁ。冷静に、裏側にあることに疑問をもって。