アンティークショー

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2023年 05月 21日

Imperial Bar

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先日、休日を利用して日帰り出張で東京へ向かい、仕事終わりのご褒美としてインペリアルバーへ。
コロナ禍がはじまってすぐぐらいに都内に住む年配の女性のお客さんが当店を訪れてくれたことがありました。
2回目のご来店の際に自分がフランクロイドライトの建築が好きだと言うことと、ウイスキーもすきだと伝えると
そのご夫人はよくご主人とこのバーへ行くのが常でここで使われているグラスもライトがデザインされたインペリル柄がモチーフの
ものが使用されているとかライトが建築した帝国ホテル時代に作られた壁の装飾品やテラコッタ、照明のこと、
帝国ホテルのエントランスに飾られている定期的に入れ替わるディスプレイも必見だとか、
いろいろとゆっくり丁寧に説明をしてくれてました。まあ兎に角、一度行くべきよとお勧めしてくれたのです。

しかしその年はまだ都内へ行く、お酒を呑むっていう行為がまだ多少なりともテンションがかかっていたときでした。
それでも一度行こうと試みましたが確か営業時間も短縮されたことをTELで知り、時間が合わずその予定はキャンセルに。
そして今回あれから3年程かかりましたがようやくって感じでインペリアルバーに辿り着けました。

「ライトが好きで来てみました」

入って早々係の方へ伝えると「それではぜひ、特等席へ」と言われ有名な装飾壁画に一番近いカウンターへ案内され、
そのあとメニューと同時にライトと帝国ホテルに関する年期の入った書籍も一緒に持ってきてくれました。
この時点でヨシ!来てよかったと思いました。

ドリンクをオーダーし、おつまみで柿ピーを出されるとまた高揚させられる説明も付属してきました。
「この柿ピーも当バーが実は発祥なんです。」とバーテンダーの話にジワっと感心し嬉しさもこみ上げて来る

この日の東京は曇空で湿度が少し高くジメっとしていたので最後の一杯にバーボンソーダをオーダー
昔から知っていた銘柄、ブラントン。でも12,3年振り以上に飲むことになった。(地震で割れてからそれきりだった)

ボトルを持ってきてくれるとまたアクリル製のオーナメント (上写真参考)も持ってきてくれて、
「実はこの台座の競走馬にはこんな風にいろんなヴァージョンがあるんです」と、
またもや気の利いた説明と共に10数年振りのブラントンのソーダ割が体中に染み渡ったいい夜でした。



明日、5/22 (月曜)は定休日です。


お客さんのおすすめのお店には成る可く行くようにしてます。
そんなわけで明日はあのバーへ潜入してみようかな、。


# by antiqueshow | 2023-05-21 15:34 | Trackback